お坊さんが家に来るとお父ちゃんは走る【VEGETAPSY4コマ-STORY148】

地域によって違いがあるが、この地方町では毎月1回お寺のお坊さんが家に来て読経をしてくれています。
お坊さん:こんにちわ。”月参り”に来ました。
よし子(YOSIKO):さぁどうぞ。家の中にお入りください。

お坊さんの読経は約10分ほど。それが終わるとお茶を飲んでいただき、「お布施」を渡す。その家のご先祖様の人数や格式によって「お布施」の金額は様々だが、私たちの家では”2000円”と決まっている。理由は知らない。


毎月お坊さんが家に来るたびに、お父ちゃんは家の中または工場の隅に向かって走っていきます。
今日お父ちゃんが逃げ込んだ先は、私たちが昔使っていた”勉強部屋”。
以前お寺とお父ちゃんとの間で何か気まずい事があったのか?
それともただ単にお父ちゃんが恥ずかしがっているだけなのか?
その理由もわかりません。
お父ちゃんはお坊さんが帰ってしまうまでの間、この部屋でじっと耐えて待っています。


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