山の神様とジャムセッション1【VEGETAPSY4コマ-STORY175】

山の神様:おい…。そのギターはどこで手に入れたんだ?
蒔(MAKI):楽器屋さんで売っていました。
     5千円でした。このギターは格好良いでしょ!!

山の神様:ちょっとここで待っていてくれ!!
     いいアイテムを持ってきます!!すぐに戻ってきますので!!
蒔(MAKI):どこに行くのですか?

それから私たちは30分ほど待たされました。
蒔(MAKI):あのバンドのニューアルバムを聴きましたか?
得(EL):いいえ、まだ。

しばらくして山の神様が帰ってきました。
水色の透明な卵状の物体を手に持っていました。
山の神様:これを持ってきたぞ!!これだ!!これだ!!これだ!!これだ!!

蒔(MAKI):何それ?
山の神様:”セカンダー”というエフェクターだ。

山の神様:この部分をこうやって触ると…

山の神様:エアパネルが出てくるんだ。
蒔(MAKI):うわぁ!!

山の神様:
ギター本体のボリュームやトーンの調整は、このエアパネルですべて行える。
色んな種類のエフェクターも搭載されているし、キーボードやアンビエントなどの様々な音色までこの中に入っているんだ。
今弾いている曲調に合わせて、バッキングやギターソロまで勝手に弾いてくれる優れものだ。
つまり、1本のギターでツインギターを表現できるという素晴らしいエフェクターなんだよ。

山の神様:
このエフェクターは、悪魔の国に自生している”堕天使の実”を食べて変身してしまった化け物の血。
そして神様の国にある”ペガサスの涙”という宝石
この二つを、ある方法で化学反応させて完成したものだ。

山の神様:しかもこのエアパネルは、好きな場所に置いておくことが可能だ。
蒔(MAKI):わぉ~!!

蒔(MAKI):神様はどうしてそんなものを持っているの?
     ”化け物の血”って何ですか?
山の神様:お前たちは知らないほうがいいかもしれないよ。
     それより早くセッションをしよう!!