昔ながらの米の育苗方法を紹介します1【VEGETAPSY4コマ-STORY136】

まず田んぼの一角を鍬で耕して平らにします。
高さ5㎝程の”畝”を作っていきます。古墳を作る感じで、少し土を盛り上げて作っていきます。
この時に注意しなければいけない事は、確実に平らにすること。
斜めになっていたり凹んでいたりすると、育苗トレーの中に水が含まれていない部分が出来てしまうため、発芽率にバラつきが出来てしまいます。
育苗トレーを置く場所が出来たら、家から育苗トレーを運び入れます。
それを畝の上に並べた後、籾を食べる小鳥被害を防止するため、育苗トレーの上に新聞紙を敷きます。
風で新聞紙が飛んでしまわないようにするため、新聞の上に土を置いて固定します。


この様な感じに作ります。
私たちの家の方法では、この上から寒冷紗(Cheesecloth)をかけて覆います。

“苗代”の準備はこれで完了です。
ここに川の水を流し込んで、育苗トレーの中に水がたくさん含まれるように管理します。

管理人の住む地域では小規模農家が多く、米の育苗についても田んぼに育苗トレーを並べて発芽させる方法が主流です。
大規模農家や先進農家では、作業効率を上げるためにシステム化されており、米の育苗もビニールハウス内で発芽/育苗する方法が一般的になっています。