水与(YARI):お父さん、何をしているの?
竹義(TAKEYOSI):怪我をしたから”赤チン(akatinn)”を塗っているんだ。
お父さんは怪我をした時、擦り傷切り傷はすべて
“赤チン(akatinn)”で済ますので、いつも赤い液が付いている。
水与(YARI):痛かったら病院に行かないといけないよ。
竹義(TAKEYOSI):うるさい!!ほっといて!!
―赤チン―
「赤チン」とはマーキュロクロム液のことで、皮膚の切り傷や擦り傷に対する殺菌/消毒を目的として使用するものでした。
日本でも、1970年代までの一般家庭には必ずと言っていいほど救急箱に入っており、中高年の方には”怪我をしたら、まず赤チン”というイメージが、今でも残っていると思います。
「赤チン」は赤色の着色が強く、衣服に付着するとなかなか取れません。
管理人の父親も白のシャツに赤い色を付けながら、よく赤チンを塗っていたものです。