お父さんの愚痴を聞いてくれる山の神様【VEGETAPSY4コマ-STORY49】

今日はお父さんの”外出日”。
貝ボタンで使用する工業用の”錐”を購入するらしい。
いつも一人で単車に乗って、片道1時間ほどかけて
“地方中央市”まで買いに行く。
竹義(TAKEYOSI):行って来ます。
得(EL):気を付けて、行ってらっしゃい。

“地方中央市”にあるこの道具店の周辺は
貝ボタン製造の密集地で、錐を買いに行ったついでに
貝についての情報をここで仕入れているそうだ。
ある人の原貝の仕入れ価格とか、
今、どのサイズのボタンが多く作られているだとか…。
竹義(TAKEYOSI):また、来ます。
店主:また、来てください。

そして、家に帰ってくる前に時々立ち寄る場所がある。
ここは”山の神様の家”。

この、緑色のドレッドヘアーのおじさんが”山に住んでいる神様”
地方市には畝の山(Mt.une)、耳の山(Mt.mimi)、香具の山(Mt.kagu)の
3つの山がある。その山々と周辺を見守っている神様だ。
神様はいつも市民の安全を見守り、時々行事に参加したり、
市民の相談を聞いたりしている。
お父さんもそのうちの一人で、よくここで
コーヒーを飲ませてもらっている。
神様:竹義さん(TAKEYOSI)。最近調子はいかがですか?

竹義(TAKEYOSI):神様、聞いてくれ。
        俺の娘たちは、本当にどうしようもない。
        俺が一生懸命”小野道風(ononotoufuu )”の話や、
        乃木大将/乃木将軍(General Nogi)の話を
        聞かせているのに、賢くならない。
        神様の力で、何とかなりませんか?
神様はいい人なので、いつもこのように
お父さんの愚痴を聞いてくれるそうだ。

続く

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