お母さんは花作りが趣味だ。
お墓に供える花は買うと高いので、
いつもお母さんが作ってくれている。
得（EL):何しているの？
よし子（YOSIKO):花の種を蒔いてるの。
ナデシコ、千日紅、百日草。
買っているのは、一袋70円程の安い種だ。
安いから発芽率が悪いのか、種の蒔き方が悪いのか？
うまくいく時と、そうではない時の差が激しい…。
得(EL):振りかけるように蒔くんだね？
よし子(YOSIKO):これでいいのよ。
だからいつも、固まって発芽する。
畑に植え替えるときも、20本程まとめて植えるので、
お母さんの花畑はいつも、常時満員電車状態です。
畑に植え替えた後、いつも苗が余るので
近所のおばさんに、配って回る。
それもお母さんの、楽しみの一つになっている。
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