お父ちゃんに怒られました【VEGETAPSY4コマ-STORY166】

竹義(TAKEYOSI):
この、馬鹿者!!
ガンジャラコばっかりしやがって!!(ガンジャラコ:昭和初期の古い世代の人たちが、バンドを冗談交じりに表現する時に使う言葉)
いつまでも遊ぶな!!バカ!!
ある日、私はお父ちゃんに怒られました。
貝の注文が全く入って来ていません。
なので、お父ちゃんの苛立ちは私たちにぶつけられてきます。
お父ちゃんの言うこともわかります。
それはスーパーマーケットでの収入では少なすぎるから。
『 一般の会社に正社員として就職をして、人並みの給料を得て生活をしなさい』
『遊んでいるように見えるから、周りの人たちに笑われるよ』それが理由。

蒔(MAKI):了解しました!!私はバンドを辞めます!!
     こんなギターは捨ててやる!!

私は手に持っていたギターを、竈の中に投げ入れました。
風呂を沸かすための材料として捨てました。
1時間ほど怒られ続けたので精神的に疲れました。
一刻も早くこの状況から抜け出したかった。
どうすればお父ちゃんの怒りが収まるのかを考えた結果、私がとった行動がこれでした。