☆公開記事が前回と入れ替わってしまっていました。
申し訳ございません。
この記事を読んでから、【STORY191】をお読みください。
この日はお父ちゃんはとても体がしんどそうでした。それでも私に何かを伝えようとしていました。
竹義(TAKEYOSI):おい!!
今から俺はお前に大切な話をする!!
よく聞いておきなさい!!
竹義(TAKEYOSI):上を向いたら上を向く!!下を向いたら下を向く!!
わかったか!?お前に理解が出来るか!?
よく覚えておきなさい!!
蒔(MAKI):上を向く?下を向く?一体それは何のことですか?
竹義(TAKEYOSI):お前はそれを理解できていないのか?お前はアホだ!!
竹義(TAKEYOSI):息子のことだ!!息子!!
“上を向きなさい!!”と命令をすればそれは上を向く!!
“下を向きなさい!!”と命令をすればそれは下を向く!!
それはとても大切な事だ!!覚えておけ!!
竹義(TAKEYOSI):お前はちゃんと理解が出来たのか?
蒔(MAKI):私は理解が出来ました。
その時が来たらきちんと言います。
お父ちゃん、安心して寝てください。
これがお父ちゃんとの最後の会話になりました。
「上を向いたら上を向く!!下を向いたら下を向く!!」
これが管理人と父親との最後の会話でした。
これが父親の遺言です。
あなたはこの意味が分かりましたか?私はその時、この意味が全く分かりませんでした。
「お父ちゃん、いったい何の話をしてるの?」
そう聞いた時父親は「”○○ぽ”や”○○ぽ”!!」と言いました。
“お父さん、あなたはもうすぐこの世から消えてしまうのですよ。なのに最後に出てきた言葉が “○○ぽ” の話って、それはあまりにも悲しい…”
そう思いました。
しかし後になって分かったのです。
父親は「お前は早く結婚して子供を作れ!!俺に孫の顔を見せてくれ!!」
きっと彼はそう言いたかったのだと思います。