この時期のお父ちゃんは退院したばかりなので、安静にしておかなければいけません。ですので、お父ちゃんが少しでも立ち上がって歩こうとすると、私たちはいつも注意を払っています。
得(EL):お父ちゃん、どこに行くの?
竹義(TAKEYOSI):トイレに行く
得(EL):お父ちゃん、痛みますか?
竹義(TAKEYOSI):何?
竹義(TAKEYOSI):痛くない!!些細な事だ!!
この時に見たお父ちゃんの背中はまるで、ウサギと一緒に泣いているように見えた。
お父ちゃんは気が小さい。しかし、ものすごく頑固で、ものすごく負けず嫌いです。
お父ちゃんの体がどれほど痛いのかは、私には知ることが出来ないだろう。