粘土(国産クレイ)を使った手作りバスボムのイベントに参加した②【VEGETAPSY4コマ-STORY37】

前回のお話

と言うことで、栗村さんに勧められたイベントに参加することにした。

イベント周知用ポスター
簡単!楽しい!バスボム作り講座

時間が来たので開催場所に行くと、私たちの他に何人かのお客さんが参加していた。

こんな感じで着席。

バスボム作りで使用する道具一式
バスボム作りで使用する道具一式

左側に、前もって用意されている原料の入ったポリ袋と計量カップ。
右側に、バスボムにトッピングするためのハーブ、そしてパンフレット。

株式会社ボディクレイの担当のお姉さんが丁寧に説明をしてくれました。

《モンモリロナイトって何?》

ボディークレイの商品はモンモリロナイトという鉱物(粘土)を使っています。
地中に眠っている溶けた岩石(マグマ)が、火山による爆発で細かい火山灰となって海底に推積された後、温度、圧力、海水などによって1000万年の時を経て、
加水分解してから再化合したベントナイト(原石)の主成分のことです

モンモリロナイトの原石であるベントナイト
モンモリロナイトの原石であるベントナイト

モンモリロナイトの結晶は薄いカード状をしていて、1枚の結晶の大きさは1㎜の5000分の1。まるでウィルス並みの大きさですね。
この層状結晶が何枚も重なり合い、この層塗装の間にたくさんの水を含むことで、とても滑らかなジェル状になります。

粘土というと乾くとカチカチになるイメージが強いですが、モンモリロナイトは非常に薄いフィルム状のバリアーを作ってくれます。
このバリアーが、皮膚の表面で自然な保護膜を作ってくれますので、肌に対する刺激から守ってくれる効果があります。

また粘土は結晶鉱物なので、安定しているうえ、燃やしたとしても二酸化炭素を出さずに、使用後は地球に還っていきます。エコですね。

《モンモリロナイトのここがすごい!!》

☆吸着力
粘土の結晶には、強いマイナスを帯電していますので、毛穴の汚れや古い角質など、プラスに帯電した老廃物を掃除機のように吸着してくれるので、肌や髪を傷めることなく、汚れを取り除くことができます。
☆包摂力
粒子が非常に細かく、水や油を吸収すると5倍~20倍に膨らむのは、モンモリロナイトだけの特徴。乳化剤を使うことなく、保湿成分やオイルを結晶層に抱え込みながら、必要なお肌に届けます。
☆皮膜形成力
乾くと非常に薄いバリアーを作ってくれるので、肌自体が持つしっとり成分NMF(天然保湿成分)を引き出し、潤いを保ちながらお肌を保護します。

《それではバスボムを作ってみましょう》

―材料(バスボム2個分)―
ボディクレイの粘土の粉          10g
クエン酸                 25g
コンスターチ(片栗粉も使用可)      25g
重曹                   45g
エタノール(15ml)又は蜂蜜(10g)

ねんどの粉、クエン酸、重曹が入ったポリ袋
ねんどの粉、クエン酸、重曹が入ったポリ袋

1.ポリ袋にねんどの粉10g、クエン酸25g、コンスターチ25g、重曹45gを入れて、まんべんなく混ぜて置きます。ボールに入れてもいいですが、ポリ袋のほうが形を整えやすく、手も汚れません。

グリセリンの計量
グリセリンの計量

2.今回のイベントでは、エタノールの代わりにグリセリンを使用しました。
 この様にグリセリンを計量器で10g計って、用意します。

グリセリンを入れて混ぜているところ
グリセリンを入れて混ぜているところ

3.ポリ袋の中に、計量したグリセリンを投入。揉んで、混ぜて。
 この時、グリセリン(エタノール、蜂蜜も)の量を入れすぎない
 ようにしてください。
 入れすぎると、重曹が水分に反応して、発砲が始まってしまいます。

混ぜているところ
混ぜているところ

4.しっかりと揉んで、グリセリンを馴染ませます。
 15~20秒ほど揉んでいると、段々と固まってきます。

ドライフラワーを入れてみる
ドライフラワーを入れてみる
ハーブを入れてみる
ハーブを入れてみる

4.写真のように食品用ラップを敷き、完全に固まる前の状態の粉を
 ラップの上に置きます。
 お好みでハーブを入れてみましょう。
 ここに小さなサイズのおもちゃを入れてみるのも
 面白いですね。

こんな感じで出来上がり
こんな感じで出来上がり

5.ハーブを入れた粉をラップで包みこんで、先ほどと同じように
 揉みながら形を整えましょう。
 この時、あまり強く揉まないこと。割れてしまいます。

形を整えたバスボム
形を整えたバスボム

6.ドライフラワーの入ったバスボムをお風呂に入れると、浴槽の中で
 ハーブが広がり華やかですが、後で掃除が大変ですね。
 今回のイベントでは、写真のようにガーゼで包む方法で
 パッケージしました。
 こうすると、ハーブがガーゼの中に残り、掃除も楽です。

完成
完成
完成
完成

7.麻ひもで口を縛るとお洒落ですね。これで完成です。
 予定ではおもちゃのひよこをバスボムの中に入れる予定でしたが
 大きいので入りませんでした。
 もう少し大きめのサイズのバスボムを作れば入ったかも?

通常は手作りバスボムの場合、防腐剤が入っておりませんので、10日ほどで使い切らなければいけないそうですが、担当のお姉さんに確認したところ、1ヶ月は使えるそうです。

時間があれば手作りバスボムを作って、楽しいひと時を過ごしてみるのもいいのではないでしょうか?

ねんどの粉(新潟県産)
ねんどの粉(新潟県産)

今回のイベントで使用した粘土の粉は、これです。
一袋40g入りで、この中に120mlの水を入れ、空気を抜いてチャックを閉じ、15~30分放置した後、2、3回揉むと滑らかなクリームが出来上がります。
これを、ねんどの基材と言います。
この基材にホホバ油や、エッセンシャルオイルを加えることで、パック、クレンジング、ローション、リンス、入浴剤、また歯磨き粉まで作れちゃいます。

《その一部をご紹介》

―基本のパック―
1.大さじ2杯分の基材を用意する
2.オイル(ホホバ油など)小さじ2杯分を混ぜる
3.気分により、ここで精油を入れる
4.蜂蜜を入れる場合は少しだけ

―クレンジングクリーム―
1.大さじ2杯分の基材を用意する
2.オイル(ホホバ油など)大さじ1杯と½杯分を混ぜる

―リンス―
1.大さじ1杯分の基材を用意する
2.オイル小さじ½杯
3.クエン酸小さじ½、または食酢やリンゴ酢大さじ3杯
4.水1L弱

ただし、オリジナルで作ったものは制菌剤が入っていないので、10日間を目安に使い切るようにしましょう。

 

ボディクレイの商品
ボディクレイの商品
ボディクレイの商品
ボディクレイの商品

自分で作るのめんどくさい!!と言う方にはこちら。
商品化もされていますので、ご安心を。

ボディクレイの歯磨き粉
ボディクレイの歯磨き粉

ちょうど歯磨き粉が無くなりかけていたこともあって、試しに歯磨き粉を購入しました。
研磨剤は入っていなくて、ねんどの吸着力で汚れを取るので、歯のエナメル質を傷つけません。
ブラッシング後はねんどの入った水でうがいをすることで、細菌までも結晶層に吸着されるため、口腔内、喉の奥まで清潔にします。
この歯磨きには味がほとんどないため、歯磨き後に食べ物の味を損なうことがありません。

サンプル品
サンプル品

イベント参加の記念で、サンプル品をいただきました。
右側が”ねんどの入浴剤”、左側が”ねんどのソ-プ”でした。

報告は以上です。

また何かイベントがあれば、参加しようと思います。


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☆粘土の粉…
新潟県の鉱山で採掘されたもの。ジッパー付きのビニール袋に入っていて、3~4倍の水を入れて30分揉むだけでジェルができる優れもの。
“パック””歯磨き””入浴剤”として使用します。


【新潟産ベントナイト100%】ボディクレイ ねんどの粉 40g [並行輸入品]

 

☆ねんどのシンプルジェル…
すぐに使用したい方はこれ。国産のモンモリロナイト3種類をブレンドし、水を加えて使いやすい状態にしたもの。
弱酸化のため果物酸と最小限の防腐剤以外は何も入っていないので、手作り化粧品の基材に便利。


ねんどのシンプルジェル

 

☆ねんどのソープ…
モンモリロナイトには汚れを吸着する性質があり、それに加えて石鹸の洗浄力できれいに汚れを落としてくれるソープ。
保湿成分により、しっとりすべすべになります。


ねんどのソープ300g

 

☆ねんどのフェイスソープ…
ねんどのソープの「フェイスソープ版」。ナチュラルメイクのクレンジングとしても、使えます。


ボディクレイねんどのフェイスソープ 130g

 

☆ねんどの入浴剤…
通常は30g程をお湯に溶かして使用しますが、特性上お湯に直接入れると溶けにくいので、顔や体に直接塗ってパックをしてから湯船に入る入浴方法がおすすめです。
浴槽にも排水管にも汚れが付きにくくなる優れものです。また、残り湯で洗濯に再利用すれば、洗い物もソフトに仕上がります。


ボディクレイ ねんどの入浴剤 お徳用サイズ 1200g

 

☆ねんどのハミガキ…
優れた吸着力で汚れを取り、さらに粘土の薄い皮膜が歯をコーティング。
舌ざわりがなめらかで、味もおだやかなので食べ物の味が変わりません。


ボディクレイ ねんどのハミガキ