<緊急用>もしもてんかん発作(癲癇、英: epilepsy)に遭遇した場合の対処法【VEGETAPSY4コマ-STORY24】

もしもてんかん発作(癲癇、英: epilepsy)に遭遇した場合、どうすればよいのか?

―対処法―
⓵目の前で発作が起こったら、まず発作開始の時間を確認!!
※てんかん発作は通常3~5分、長くて10分程で収まります。

②激しい発作が起こることも考え、周囲の危険物はどけておく!!

③襟付きの服やボタン、ファスナーなどがある服を着ている場合は、呼吸がしやすいように、緩める!!

④食事中に発作が起こった場合は、口の中の食物を取り除く!!
出来れば床に寝かせ、頭部を保護(バスタオルやクッションを使用)
車椅子や、椅子に座っているままだと、転落や巻き込みの可能性があるので、周囲に何もない状態にしておく!!

⑤発作が治まれば、嘔吐に備え回復体位(横向きにして顔を少し下に向ける)など、楽な姿勢で休ませる!!

⑥発作が15分以上続く、意識が回復しない、呼吸状態に明らかに異常がある場合は、迷わずに救急車を呼ぶこと!!

⑦発作が治まったら、発作終了時間を確認すること!!
(発作の持続時間は、脳にどのくらいのダメージがあるかの目安になるため、とても大切な重要事項です)

 

―てんかん(癲癇、英: epilepsy)って何?―

てんかんとは脳の神経の突発的で過剰な電気的刺激によって起こる、一時的に機能障害に陥る状態のことで、その発作には、人が見ても分からない程の軽いものから、意識を失いながら倒れ、激しく痙攣するものがあります。
先天性のもの、または事故や手術後に起こることもあり、原因は不明と言われています。

―発作時の状態ってどんな状態?―

軽い発作の場合…
①表情がぼんやりしている
②目がすわり、そのうち1点凝視や上方偏視(眼球が上を向いたままの状態)
③物を持っている場合、落とす。
激しい発作の場合…
①突然「カクン」とうなだれ、意識を失くしながら倒れてしまう。
②チアノーゼが出る(唇が紫色に変色していく)
③口から泡を吹き、失禁する

―他に出来ることはないの?―

ありません。基本、てんかん発作に対しては「見守り」が一番です。
わかりやすく言うとてんかんの発作は、脳の電気の過剰送電です。
なので、ただ、治まるのを待つしかありません。
激しいてんかん発作に遭遇した場合、思ったよりも激しい発作なので、
まずは介助する人が落ち着くことが大切です。
目の当たりにすると驚きますが、落ち着いて行動お願いいたします。


よし子(YOSIKO):うぅ…何か、おかしいわ

よし子(YOSIKO):あぁ!!お父さん!!怖くなってきたわ!!

竹義(TAKEYOSI):危ない!!おい!!大丈夫か!!大丈夫か!!おい!!

この家は玄関から入ってすぐ、コンクリートの土間があり
高さ60㎝の上り台を上がって、そこから居間に入る作りになっている。
てんかんの発作が起こったまま歩いていけば、とても危険だ。

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