静岡県小笠郡菊川町にやってきた【VEGETAPSY4コマ-STORY86】

学校を卒業しても実家に帰ることが出来なくなった。
そこで、学校の先生に紹介してもらった場所、
静岡県小笠郡菊川町に移り住むことになったんだ。
こたつや布団、生活用品一式を宅配便で送った後、
少しの手荷物と現金3万円を持って菊川駅にやってきた。

学校の先生に紹介してもらったのは
“掛菊採取(Kakegiku Collection Co., Ltd.)”という会社で、
この会社は野菜の種を販売したり、新品種の開発をしたりしている種苗会社だ。
ここで農業研修生として働くことになったんだが、
契約期間は1年間だけ。
その期間を過ぎた後、オレは自分で仕事を探さなくてはいけない。
農場長:よろしく頼むよ。
ヨレタ(YORETA):明日から頑張って働きます。

ここが新しいオレの住処、『富士見荘2号室』。
1階の真ん中がオレの部屋だ。

その日はもう疲れたから寝ました。


ー静岡県掛川市と菊川市ー

・掛川市…
江戸時代の東海道主要宿場町の一つで、安土桃山時代には山内一豊が掛川城の城主となり、発展を遂げた地方都市。
2005年には旧掛川市、大東町、大須賀町との合併により現在の掛川市になっています。

掛川市と天竜浜名湖鉄道線

観光としては掛川城、掛川花鳥園、資生堂アートハウス、キウイカントリーJAPAN、タミヤ掛川サーキットなどがあり、粟ヶ岳周辺、八高山周辺、大尾山周辺のハイキングコースも有名です。
特に標高532mの粟ヶ岳は桜の名所で天気が良い日には静岡空港や大井川~太平洋、雄大な富士山まで一望できます。

特産品ではお茶が有名。コクとうまみが充分に引き出された深蒸し茶は全国屈指。イチゴやメロン、トマト、自然薯も人気です。

掛川のお茶

さらに、隣にある袋井市の小笠山総合運動公園エコパスタジアムで『ラグビーワールドカップ2019』が開催される事が決定されました。
ラグビーワールドカップとは4年に一度開催される、ラグビーの世界一を決定する大会のことで、夏季オリンピック、FIFAワールドカップと共に世界3大スポーツイベントとして知られています。
小笠山総合運動公園エコパスタジアムでは予選プールの4試合が予定されています。
☆試合会場…日本全国12会場
☆開催時期…2019年9月~10月
☆参加チーム…20チーム(日本、イングランド、イタリア、フランス、
ニュージーランド、オーストラリアなどの強豪国)
詳しくは小笠山総合運動公園エコパスタジアムのHPをご覧ください。

・菊川市…
掛川市の隣に位置する都市。平成の大合併をきっかけに2005年小笠町と菊川町が合併し、菊川市が誕生しました。それまでは小笠郡菊川町という名称でしたね。

『あずみ』の映画化で知っておられる方もいらっしゃると思いますが、漫画家である小山ゆうさんの出身地でもあります。

菊川駅前

菊川市も掛川市と並んでお茶の里として有名で、のどかなお茶畑が広がっています。

現在の菊川駅前は駅舎と道路がバリアフリー化されていますが、当時は駅の改札から10数段の階段を下り、駅前ターミナルに出ました。
平成10年(1998)頃から区画整理が始まると言うことで、立ち退き準備が進められており、当然のように”富士見荘”も解体され、現在は消滅しています。
管理人は同年7月に引っ越していますので工事中の菊川町は見ていませんが、区画整理時に土を入れて地表を上げると聞いておりましたので、かなりの高さまで土を入れたのだと思います。